「何時間くらい勉強したらいいでしょうか?」
よく保護者の方やお子さんからこのようなご相談をいただいています。
そこでこのコラムでは受験生の勉強時間の目安をご紹介します。
このくらいを目安として考えると合格しやすいです。
本気で取り組みたい子の指針となるべくアドバイスいたします。
私は受験生の勉強時間の目安として、
“勉強漬け”
を提示しています。
「時間は?」と聞かれてるのであれば、
平日4時間とか。
土日や祝日は8時間とか。
答えたほうがよいのかもしれませんが、具体的な時間を目安に提示していません。
原則として、
“勉強漬け”
と言っています。
“勉強漬け”とは、
「生活に必要な時間以外は、すべて勉強時間にしましょう」
ということです。
たとえば、
- 食事の時間
- トイレの時間
- お風呂の時間
- 歯を磨く時間
- 着替える時間
- 寝る時間
など、生活に必要な時間以外はすべてです。
基本の発想は、「引き算」で考えます。
1日24時間です。
そこから睡眠時間など、
上記の時間を細々と引いていって、
残った時間はすべて勉強時間にします。
これが私の言う“勉強漬け”です。
これが私が受験生に求める勉強時間です。
お子さんによって“勉強漬け”の時間が変わります。
一つの大きな影響要因としては部活のあり・なしがあるでしょう。
部活のない子が部活の時間の短い子は、それだけ時間がありますから“勉強漬け”の時間が長くなります。
受験勉強では当然「合格」を目指します。
たとえば、
- 1日1時間の受験生
- 1日4時間の受験生
を比較したら、どちらのお子さんが合格しやすいと思いますか。
もちろん1日4時間の子のほうが合格しやすいです。
それはそうですよね。
もちろんただ机に向かってるだけ等は論外ですが、
受験勉強そのものやり方がが多少粗くても、勉強時間が長いほうが合格しやすいのは事実です。
1日1時間の子が1日4時間の子に勝つのはなかなか難しいのです。
それくらい勉強時間は合否に影響力があります。
ですから、受験生はまずは“勉強漬け”を目指しましょう。
そうすれば合格に1歩も2歩も近づくに違いありません。
ただ、なかなか”勉強漬け”になれない・・・というお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。
最初から長時間の勉強ができないお子さんも実際にいらっしゃいます。
特にそもそも勉強する習慣のないお子さんにはハードルが高すぎるのです。
お子さんがそのような状態でしたら、まずは下記のコラムをご覧になってください。
こちらのコラムでは、
「まずは1日1分勉強しましょう」
といったアドバイスをしています。
まずは1分。
そして5分→10分→30分→60分→2時間・・・と少しずつ勉強時間を伸ばしながら習慣にしていくことが大切です。
あなたがお子さんに対して、
「受験生だから”勉強漬け”になれ!」
というのは簡単です。
しかしこれは、日ごろ全く運動していない人に対して
「フルマラソンを走れ!」
というのと同じくらい無茶なことです。
いきなりフルマラソンに出場することが難しいのと一緒です。
いきなり”勉強漬け”になることは難しいと考えるのが現実的かと思います。
ただ理想像として”勉強漬け”をイメージしておくことは大事なことです。
ゴールラインとして頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。
LFLの家庭教師では、代表の齋藤が直接ご相談を承っています。
お子さんの諸事情は個々違います。
お子さんにあわせたアドバイス&サポートをいたします。
そして最終的には理想となるようにがんばりましょう。
お気軽にご相談いただけたらと思います。