青ペンを使った「自習力」を測る方法


お子さんが

  • どれだけ参考書や辞書を用いた学習ができているか

すなわち、

  • 「自習力」を測ることができる方法

についてお話しします。

この方法によって、お子さんの「自習力」を見極める事により、主に国語や英語において学校や集団授業の塾の授業についていけるのか、家庭教師が自習方法も含めて全面的に指導すべきか、といった方針が立ちます。

 

国語や英語の学習において、自分でわからないことを調べようとしないお子さんや、自分で手を動かさずに「わからないところは全部人に聞けばいいや」という姿勢で学習に取り組んでいるお子さんが非常に多いです。

しかし、自分で参考書や辞書を引くことなしには、英語や国語の自習はほぼ不可能です。

また、学校や予備校の授業においても、参考書や辞書を引くことは主に予習として要求され、指導時間内に調べ方を十分に教えてくれないケースが多いのです。

そこで、お子さんに青ペンを使用してもらうことによりお子さんの「自習力」を測り、現状の自習における問題点を把握します。

具体的な手順

具体的な手順は以下の通りです。

問題演習の際にこの手順を踏みます。

①黒鉛筆:自力で(何も参照せずに)問題を解く

②青ペン:解答以外の参考書・辞書を参照すればわかる問題を解く(ex.英文和訳をしている中で、知らない単語が出てきたから辞書を引き、問題に適した訳語を書く)

③赤ペン:教師・保護者の方が添削を行うor解答解説を見てお子さんが答え合わせをする

下の写真は実際にこの3ステップを踏んでもらったノートです。

青ペン1

青ペン2

①の段階の解答には現時点での「得点力」が表れています。

一般のテストなどでは、この力が問われている、ということです。

一番、お子さんも、保護者の方も気にされる部分ではないかと思います。

 

②の段階での青字の書き込みは「自習力」を表します。

これがこのメソッドで一番着目すべき部分です。

  • どれだけ青字の部分に正解があるか=自習力
  • どれだけ青字の部分に不正解があるか=自習の問題点
  • ①で白紙だった部分のうちどれだけ青字が書いてあるか=自習意欲

自習の問題点という視点で見ていきます。

 

③の段階まで積み残したものは「指導必須内容」です。

現時点での学力がついておらず、かつ自習が困難である、と判断できる部分です。

青ペンを利用することによって、「自習力」が明確になっている点がおわかりいただけると思います。

3ステップにわけるメリットとは?

このように3ステップにわけて学習してもらうことによるメリットは何でしょうか?

第一に、指導時間の分配が容易になる、ということです。

③の内容には重点的に時間を割きます。

逆に②の内容は、軽い解説にとどめても大丈夫です。

教師が一から十まで解説を行うことは、お子さんを受動的にさせます。

それを避けるための方法である、とも言うことができます。

 

第二に、「自習すべき部分」をお子さんが自覚しやすいということです。

色分けという視覚情報が、自覚を促進するのです。

「何を宿題にしようか?」と尋ねると、「この青ペンの単語を覚える!」などと、お子さん自身が容易に対策を生み出すことができます。

また、お子さんによっては「もったいない失点だった!」という意識を強く持ち、さらなる学習へのモチベーションへとつながることもあります。

 

第三に、白紙答案を防げる、ということです。

調べながらでも、見よう見まねでやってみる。

そういった姿勢によって、答案作りの成功体験を積んでもらい、徐々に一人で、調べなくても解けるようになっていく。

そういったステップを踏んでもらうことができます。

大手の通信教育講座などで見られる

  • 白紙答案→教師が赤で模範解答を書く

という手順だと、白紙答案から抜け出すことが困難です。

まとめ

まずは上記の手順に沿ってお子さんの「自習力」をチェックしてみてください。

「自習力」は、入試のみならず、社会にでてからも広範に役に立つはずです。

LFLの家庭教師ではこのような指導もしています。お子さんが自学・自習できるように促していくことは本当に大切です。

お気軽にご相談いただけたらと思います。


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