家庭教師をしていると、
「うちの子はノートが汚くて・・」
「すぐにノートを取るのをやめてしまうんです」
「ノートをカラフルにしてるけど、ちゃんと授業を聞いてるのかな・・」
そんな保護者の方からの悩みをよくうかがいます。
またお子さんたちからも、
「ノートをどうやってとったらいいのかわからない」
といった相談を受けることが多いです。
そこで、このコラムでは東大生&東大院生だったときの、私自身がノートを公開しながら、私が留意してきたことのうちの中の4点をご紹介いたします。
ノート作りでお困りの方の参考になればと思います。
①字は丁寧に
私はずっと字が汚いのが悩みで、
未だに履歴書を書くときなどは恥ずかしい思いをしています。
ただ、ノートの字は、できる限り丁寧に書いています。
理由は簡単です。
汚い字だと読み返す気が失せてしまう、ということです。
板書をノートに書き写すことで満足してしまうお子さんが多いのですが、
そのノートを使ってその後学習する、という目的を意識すると良いと思います。
②カラーペンは3色程度
カラーペンのないノートは少し味気ないように思います。
特に大切な部分を強調したい時など、カラーペンは重宝します。
しかし、カラーペンのことばかりに気を取られていると、
内容が置き去りになる事が多いものです。
判別しやすい色3色程度を使い分けていました。
これくらいならペンケースの中もごちゃつかずに済みます。
③切り張りを多用する
私のノートは非常に切り張りが多いです。
どんな際に切り張りを行うのかというと、
- ノートを忘れた際、他の紙に書いたものを後から貼る
- ノートと対照させて見たい教科書のコピーを貼る
- プリント形式よりも冊子形式の方が参照しやすいため、
学校や予備校で配布されたプリントなどをノートに貼る
(余白には授業中のメモを貼る)
・・・など。
ノート、プリント、教科書、参考書・・・というように、
必要な情報ががあちこちに散らばっていると、
整理して頭に入れることが難しくなります。
そこで、必要なことはできるかぎりノートにまとめていました。
④インデックスをつける、目次をつける
全てのノートで行っていたわけではありませんが、頻繁に見るものは、
市販のインデックスシールを使っていました。
目次をつくったものもあります。
自分のノートが参考集代わりだった、という感じです。
この作業によって、自分が何を学習したのか?ということを
明確に把握できたのも良かったと思います。
以上の4点です。
これらに共通して重要なのは
- なんのためのノートなのか
- どうやったら使いやすいか
ということを心がけることです。
このことによって、大きく学習効果に差が出ます。
ぜひ、真似しやすそうなものから挑戦してみてください。
LFLの家庭教師ではノートの取り方から指導しています。
お子さんがきちんとノートを活用できていないようでしたら、お気軽にご相談いただけたらと思います。
ノートの取り方を学べば生涯役に立つことと思いますし、もちろん成績がアップするのは間違いありません。