なぜ受験算数を難しいと感じるのか?
このコラムでは中学受験算数のを攻略する3つのポイントをご紹介します。
中学受験の算数はとても難しい教科であると言われます。
なぜ子どもだけでなく、大人も難しいと感じるのでしょうか。
それは、
「やり方を知らなければできない」と言われる問題数が、中学数学、高校数学に比べて、多いからなのです。
植木算に、旅人算、つるかめ算にニュートン算、というように中学受験の算数の問題は○○算という名前で分類されています。テキストにも参考書にもその名を連ねます。
そして、中学受験をするお子さんは、
「○○算は、このようにする、あのようにする。」
と、パターンを暗記して解いていくことが多いです。
すると、問題が解けないときに
「○○算のやり方を忘れたからできない。」
という言葉が出てくるようになります。
問題を解く、というのは、
本来考える行為を指すはずですが、
「やり方を思い出す」
という行為とすり替わってしまいっています。
そうすると、
「思いだせない。だからできない。」
という思考状態になっているのです。
中学受験算数のを攻略する3つのポイントとは?
しかし、経験上、次の3つのポイントを守るだけで基本問題の6割程度は解けるようになります。
- 字を丁寧に書くこと
- 図を書くこと
- 計算を丁寧にやること
まずは、字を丁寧に書くことは絶対条件です。
算数の成績が振るわないお子様に限って、字が雑で、『0』と『6』を間違えたり、途中式で何を書いているのかわからなくなって混乱してしまいます。
また、植木算を知らなくても、きちんと図にかけば、間の数が1つ少ないことに気づけますし、過不足算を知らなくても、丁寧に図をかいていけば、工夫をして、余った分と足りない分を足すという意味がわかります。
年齢算のやり方を知らなくても、きちんと図にかいて考えていけば年の差は変わらないこともわかり、その差をどのようにしたらよいかがわかります。
そして、これらの計算は、丁寧に筆算を書き、ゆっくり確実にすることで正答率はグンとあがります。
- 字を丁寧に書くこと
- 図を書くこと
- 計算を丁寧にやること
この3つを、きちんと訓練していく中で、工夫をすることを学んだり、もっと楽にできる方法を考えることで、学習そのものが楽しくなってきます。
「うちの子は算数ができない…」
と悩んでいるご家庭は多いです。それは、実は、算数ができないのではありません。
きちんと一つ一つ丁寧にやっていけばよいということを、知らないだけなのです。やり方を知らなくても問題は解けるということを、知らないだけなのです。
まずは上記の3つを徹底してやらせてみてください。きっと算数の成績が伸びるはずですよ。
算数の成績でお悩みでしたらお気軽にご相談いただけたらと思います。