「うちの子、勉強のやり方をわかってないんです。」
そんなお悩みの保護者の方からのご相談をたくさんいただいています。
今回は、そんなお悩みを持つ保護者の方へメッセージをお送りしますね。
オプション思考とは?
以前、国際的に活躍されている弁護士さんが書かれた「プロ弁護士の思考術 (PHP新書)」 という本を読みました。物事を解決するための考え方に関する本です。
この本の中に「オプションを発想する」という思考法が紹介されています。これは選択肢を数多く考えることが大切だ…というものです。
この本のなから文章を一部抜粋します…
弁護士はあくまでも選択肢を提示し、経営者はその是非を検討し、方針を決めるものである。日常の些事と思えることにも多くのオプションを検討し、その中から最適なものを選んで実行する。はじめから一度で「最適解」に至ることはほとんどないからである。
ここで言いたいことは、選択肢を数多く考えることによって、目的達成に向けてより良い解を見つけることが可能になる…ということです。
たとえば、こんな事例を考えてみます。
「〇〇くん、今度発売される新商品のキャッチフレーズを考えてきてくれたまえ。できるだけガツンと印象に残るものを頼むよ。」
あなたならどうやってこの課題をクリアしますか。
ここで大切になってくるのが「オプション思考」です。とにかく選択肢をなるべくたくさん用意して、比較検討することです。
1つ用意しただけでは、それがよいかどうかはわかりません。
2つ用意しただけでは、2つのなかの比較の中だけでしか、それがよいということがわかりません。
3つ用意しただけでは、3つのなかの比較の中だけでしか、それがよいということがわかりません。
・・・・
これを繰り返していくとどうなるでしょう?
たとえば、案を100通り考えたとします。
そうすると、1通り考えた以上に「より良い」ものが見つかります。
10通り考えた以上に「より良い」ものが見つかります。
50通り考えた以上に「より良い」ものが見つかります。
たくさんのアイデアを考えれば考えるほど、比較対象が増え、結果的に「より良い」ものを提案することが可能になります。
何か物事を考えるときにアイデアをできる限り多く出して、「これでもか!」と発想し続け、そのアイデア群のなかで比較することではじめて「より良い」ものが見つかります。
勉強のやり方においても同じ
これは、お子さまにとってのより良い勉強法を見つける場合も同様です。
よくご家庭から「うちの子、勉強のやり方がわかっていなくて」と言われることがありますが、お子さんにとって、どんな勉強法が良いのか…というのは、いろいろと考え、実際に試してみてはじめてわかるものです。
学校の先生や塾・予備校の先生がよくする一般論としてのアドバイスであれば、
- 復習したほうがいいよ
- 計画を立ててから勉強したほうがいいよ
- 夜寝る直前には暗記をしたほうがいいよ
- 朝起きてから前日の復習をしたほうがいいよ
などがあります。
しかし、もっともっと具体的に、本当にお子さんにとってもっとも良い勉強法を考えるのであれば、それぞれのお子さんの性格・家庭・学校・塾など様々な状況を考慮する必要があり、一概にどれが絶対にいい勉強法だ…とは言い切れません。
理想は、お子さん、自分1人で10通りも20通りも勉強法を自ら考え、さらにはそれらを実践いていくなかで「これだ!」と思えるような自分にあった勉強法を見つけることです。
しかし、そういった経験をすることができるお子さんは、日本全国を探してもほんの一握りではないでしょうか。
だからこそ、私は個々に応じてアドバイスができる、学習における相談相手としてのプロの家庭教師が必要だと思うのです。
まとめ
お子さんの性格・家庭・学校など様々な状況を考慮した、お子さんにあった勉強のやり方を見つけたい、とお考えでしたら、ぜひLFLの家庭教師へご相談ください。
私たちがお子さんにあった勉強のやり方を見つけ出し、お子さんが身に着けられるようにサポートいたします。