テストを受けただけ?テストはすぐ捨てる?
お子さんはテストを受けっぱなしにしていませんか。
LFL家庭教師では、最初のご面談の際に、学校の定期テスト問題やお子さんの答案用紙を必ず確認させていただいています。各種の資料の事前準備をお願いするのですが、そうすると…
「実は、子どもが定期テスト問題と答案用紙を捨ててしまっていて…」
といった状況のご家庭があります。
こういった状況だからこそ成績がガタ落ちしているのかもしれません。
そこで今回は、
- テストを受けっぱなしのご家庭
- テストを受けさせっぱなしのご家庭
に知って頂きたい指導法をご紹介します。
一喜一憂するだけ!?
ご存じの通り、中高生は2~3ヶ月毎に定期テストを受けます。その毎回のテストの度に、
「やったー!今回は80点だった!」
「やばい、30点だ。怒られちゃう」
と一喜一憂しがちです。
人間ですので、一喜一憂することがあってもよいとは思います。テスト返却直後のいっときだけはそれでも良いかもしれませんが、本当に一喜一憂しただけで終わってはいませんか?
もし仮に一喜一憂するだけになってしまっているのであれば要注意です。
テストを実施する側の立場で考えて!
考えてみてください。
テストはそもそも何のために存在するのでしょうか。
そもそも勉強する目的は、テストを受け、点数をみて一喜一憂することなのでしょうか。そんなことはありませんよね。
テストを実施する先生側の人間の立場になって考えてみましょう。
あなただったら、どういう意図のもとにテストを作成しますか。
テスト作成者はテストを受けるお子さんに、以下の2点を確認したいだけなのです。
- これまで学習してきたことがちゃんと身についていますか?
- 身についていなかったところは復習してね!
テストを行う先生側は、定期的にテストを実施することによって、お子さんに授業内容が定着できているのかどうかを確認したいのです。お子さん自身に十分に学習できているかどうかを確認させたいのです。
日々の学習への振り返りをさせることで、さらなる学習への取り組みを促します。
それがテストの役割です。
過去を振り返り、今後の取り組み方を改善。
ですから
「やったー!今回は80点だった!」
「やばい、30点だ。怒られちゃう」
と一喜一憂するだけではいけません。
これから先のさらなる学習に向けて、これまでの学習を振り返りましょう。
今後、どのように取り組んでいくとよいのかを考えることができて、はじめてうまくテストを活用できた、と言えます。
では、どうやってテスト結果を活かして、これからの学習に繋げていくのかその指導法をご紹介します。
WWH指導法を用いて振り返りを行う
考えることは、以下の3点です。
そしてこの3点は、この順で振り返ることが大事です。
もちろん、振り返るのはお子さんですので、お子さん自身に振り返らせるための発問を中心として指導を行います。
- 1:【What】何ができなかったの?
- 2:【Why】なぜできなかったの?
- 3:【How】どうすればできるようになるの?
まず、1の【What】で間違えた箇所を特定します。たとえば、「この計算問題を間違えた」「この文章題を間違えた」などです。
その後、2の【Why】で間違えた原因をあぶり出します。たとえば、「マイナスの符号をつけ忘れている」「問題文を読み間違えた」などです。
さらに、3の【How】で次回に同じ過ちをしないようするにはどうするのか、その対策を考えておきます。たとえば、「マイナスの符号が出てきたときは、言葉に出して、慌てずにゆっくり丁寧に解く」などです。
これはの流れはどの教科においても同様です。それぞれの教科において丁寧にこの流れで1枚1枚のテスト結果とにらめっこしながらお子さん自身に考えさせて指導していきます。
私は、この一連の指導方法をWhat→Why→Howの頭文字を取って、「WWH指導法」と名付けています。
まとめ
テストが実施される度に、「WWH指導法」を繰り返し行います。そうすることによって、今回よりも次回、次回よりも次々回…と伸ばし続けることができるようになります。
今までの反省を促し、次回以降のさらなる向上を目指しましょう。
テストは、受けっぱなし・受けさせっぱなしのままでは、半分も活用できていません。
テスト結果を見るのも嫌で捨ててしまった・・・という状況は言語道断です。現実を直視せずに逃げているようでは、また次のテストでは同じ過ちを繰り返すことになるでしょう。むしろさらに悪化していくに違いありません。
テストは終わった後から、はじめて活用できるもの、と考えてもいいくらいです。テスト前のテスト勉強だけではなく、テスト後のテスト結果の扱い方こそが今後の伸びに左右するといっても過言ではありません。
LFL家庭教師ではテスト実施前のテスト対策はもちろんのこと、テスト後のテスト結果の扱い方も含めて指導しています。
最初から一人で勉強し続けることができるお子さんはいません。LFLプロ家庭教師がお手伝いをさせていただきますので、もしお子さんのテストのことでお困りでしたらお気軽にご相談ください。