「将来、どうしたいの?」
突然ですが、私は
「将来、どうしたいの?」
という発問を子どもたちによく投げかけます。
しかし、
「わかりません」
「決められません」
というお子さんがとても多いです。
あなたのお子さんはいかがでしょうか。
厳しいようですが、いつまでもこの状態では困りますよね。
なぜなら自分の進むべき方向性がないわけですから。
お子さん自身が決断すべき
このようなケースの場合、最終的には、自分の考えで進路を決めるのではなく、親や先生など、周囲の大人の考えに振り回され流されて決断してしまうことが多いようです。
そうすると、あとあとになって、
「あぁ、こんなんじゃなかった」
とお子さん自身が後悔してしまいかねません。
あくまでも大事な決断はお子さん自身が決断すべきなのですが、一方で、いつまでも決め続けない、では困ってしまいます。
そこで、このようなお子さんには、こんなお話をすることがあります。このコラムではその中のひとつをご紹介しますね。
実は、決めない、と決め続けている!?
先日、私はこんなアドバイスをしました。
「・・・それって、進路選択を考えないという、選択をしてるのね。」
「決めない、という決め方もあるんだよ。」
「実は進路の選択肢がどんどん狭まってるんだ。」
「とりあえず、先延ばししてるつもりかもしれないけど、どんどん決まってきてるんだよ。」
「たとえば、今からプロスポーツ選手になるのは厳しいじゃん」
「この成績だと今から現役医学部合格も厳しいわけじゃない」
~中略~
「決めてないようで、実はそう決め続けてるんだよ。」
「その結果として、今のキミがここにいるんだ。」
ここで一番伝えたいメッセージ。
それは、決めていないようで、ずっと決め続けている、ということです。
「わかりません」
「決められません」
というのは、実は言葉通りに本当に決めていないのではなくて、“決めない”と決めている、という見方もできます。
そして、いつのまにか気が付いたときには、手遅れになっていることも多いのです。
こう考えたほうが現実的ではないかと思うのです。
もちろん一度決めた進路選択を変更することがあってもよいでしょう。
ずっと先延ばしにして、いつまでも決めないままダラダラと日々の時間を過ごしてしまうよりは、その都度、悩みながらも将来の夢に向かって突き進むほうがはるかによいと思うのです。その夢や目標が勉強するための動機になるはずです。
そしてそのときに一生懸命勉強したことは、たとえその先にその夢や目標が変わることがあっても、ゆくゆくの長い人生において、きっと役に立つときがあるのではないでしょうか。
まとめ
LFLの家庭教師では、お子さんに自分の将来を考えさせるキッカケを積極的に作っています。
将来、どうなりたいのか。
将来、どうしたいのか。
・・・何度も考えさせるように働きかけています。
そして、お子さんに目的意識を持たせるのです。
そうすればもっともっと自主的に勉強するようになるでしょう。
短期的な効果を求めて「勉強しなさい!」というよりも、より長期的でより教育的な発問である「将来、どうしたいの?」と問いかけ続けたほうが何倍も何十倍も効果があるでしょう。
もしあなたのお子さんやあなた自身が、このような状態に陥っているようでしたら、お気軽に私までご相談いただけたらと思います。
お子さんの将来をお子さんと一緒に考え一歩ずつ前進していけるようサポートさせていただきます。