なぜ成績が急上昇するのか?


成績が上がる理由を説明します。

成績ってそんなに上がるもの?

「成績ってそんなに上がるものですか?」

私たちは他を圧倒する抜群の指導実績を誇りますので、保護者の方からこのようなご質問をいただくことがあります。さまざまな状況におかれたお子さんがおりますので、一概にひとまとめにして説明することは難しいのですが、共通して言える全体的な指導方針をご質問への回答のひとつとして示したいと思います。

このコラムをお読みになったあとには、「だからLFLの家庭教師は成績が上がりやすいのか!」と、ご納得いただけることでしょう。

では、さっそく参りましょう。

キーワードは補集合

ここで登場するキーワード。

それは高校数学で登場する「補集合」という概念です。

※このコラムでは「補集合」という概念を忘れてしまっている方でも大丈夫です。説明と図を確認していただくことで、イメージをつかんでいただければと思います。

まず、LFLの家庭教師では、お子さんに問題が解けるように指導するときに、いつもゼロから全てを教えているわけではありません。今のお子さんの状態でも、一部分は解けるものです。

足りないところだけを具体的に

自力でやれるところは自力で解決してもらい足りないところだけを具体的に指導していくことを基本の指導方針としています。

たとえば、よくある指導光景としては、一切のヒントなしに、いきなり問題に挑戦してもらいます。現状のお子さんの考え方・知識を総動員して、とにかくチャレンジしてもらうのです。30秒でも、1分でも、手が止まるまででもよいでしょう。ほとんどのお子さんは、図を書いてみたり、線を引っ張ってみたり、チェックを入れたり、とりあえず式を作ってみたり…、たとえ正解までたどり着かなくても、”途中まで”解くことができます。とんちんかんなことをするケースもありますが(そういった情報を得ることも重要な指導の手がかりです)、何かしらチャレンジできるものです。

問題を正解まで導くことができない、ということは個々の問題ごとに必要となる知識や考え方を持ち合わせていないから正解までたどり着くことができないのですが、チャレンジしてもらうことによってどこまでができており、どこからができないのか、不足部分を把握することができます。

集合関係として図示すると?

この不足部分があることが、お子さんが問題を最後まで解くことができない原因です。これらの関係を集合として捉え、図示すると、次のようになります。補集合

上記の≪全体集合≫は、その問題を解くために必要なすべての要素(知識・考え方など)を指しています。中心にある≪集合≫は、お子さんがその問題を解こうと挑戦した結果、途中まで解けた要素の集合を指しています。≪補集合≫は、≪全体集合≫と≪集合≫との差である不足部分をあらわしています。図のオレンジ色の部分です。

目標地点と現状とのギャップを把握

まず、この差である≪補集合≫を把握することが重要です。この≪補集合≫が何であるのかを正確に把握することではじめて的確な指導を行うことができるからです。

この≪補集合≫の大きさは、お子さんによって、またそれぞれの問題によって、異なります。

たとえば、次のような状態のお子さんもいます。お子さんの今の力で解けるところ≪集合≫が、その問題を完全に正答するのに必要なところ≪全体集合≫から大きくかけ離れている場合です。補集合こういったケースでは、≪補集合≫であるオレンジ部分が多くなるため、指導する内容が増えます。このギャップを埋めるために手取り足取り指導することになります。

また、逆に、次のケースのように、お子さんが自分自身で正答まで導くのにもう少しのところまで来ているケースもあります。補集合この場合は、≪補集合≫であるオレンジ部分が小さくなるため、指導する内容が少なくなり、ささっと終わって、すぐに次の学習内容へ進むことができます。

ギャップを埋めることに専念する

どのケースでも共通して言える重要なことは、お子さんの現状学力を中心として考え、先生はあくまでもギャップを埋めることに専念する…ということです。

上記とは反対のありがちな指導例としては、予備校や学校の集団授業と同様に、お子さんが理解している部分も含めて指導をする先生がいますが、それではその指導時間すべてが、お子さんにとって新しいことを学習できる時間になりません。せっかくの完全マンツーマン指導であるにもかからわず、完全マンツーマン指導の良さを活かしきれていません。

お子さんにとって新しいことを学習できる時間をできる限り長くするという意味においても、≪補集合≫に焦点をあてて指導することが重要なのです。

中心はお子さん自身です。

あくまでも指導の中心はお子さん自身であるべきです。お子さん自身の現在の学力の状態を把握し、目標地点とのギャップである補集合に焦点を当てて指導することこそが大切です。

そうすることで、学習が効率化されて、お子さんの学習をより一層促すことができます。

まとめ

ひと言でまとめると、

  • 目標地点とお子さんの現状学力とのギャップに焦点を当てて指導する

ことが重要です。

成績向上しやすいヒミツ(のひとつ)は補集合にあります。LFLの家庭教師は、お子さんの現状に合わせて、不足部分のみに絞った指導を繰り返しているので、他の塾や予備校や家庭教師よりもより短時間で成果を出すことができるのです。

また、どこまでを扱えばお子さんの目標地点まで届くのか、つまりは、お子さんが扱うべき学習内容の範囲≪全体集合≫がどこまでになるのかは経験豊富な洗練されたプロ家庭教師でないと把握することが難しいでしょう。全体像が把握できなければ、ギャップを把握することもできません

成績が伸び悩んでお困りのご家庭のお力になれればと思いますので、LFLの家庭教師までにお気軽にご相談いただけたらと思います。

WRITTEN by SAITO


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