どこから手をつけたらいいの?
「どこから手をつけたらいいのかわかりません。」
保護者の方からよくこのようなご相談をいただいています。これはお子さんが全体的に成績がよくなかったり勉強嫌いの場合に、お母様からよくいただくご相談内容のひとつです。
そこで、このコラムではご相談内容への回答のひとつを示したいと思います。
子どもたちは、主要5教科の国語、英語、数学、理科、社会を中心に、毎日、たくさんの教科を同時並行で学習しています。全体的に成績が芳しくないと、どこから手をつけていいのかわかなくなりがちですよね。
まんべんなく全体的に勉強して、すべての教科の成績があがっていくことが理想かもしれませんが、現実問題としてはなかなか難しく、うまくいかないことが多いです。
まずは1教科のみに集中する
そこで最初に考えること。
それは、学習する教科を絞り込むことです。
複数の教科を全体的に学習するのではなく、まずは1教科のみに集中して学習するのが得策です。お子さんの持てる力を全体に分散させるのではなく、お子さんの持てる力を1教科だけに集中させてしまうのです。
そうすることで、その教科については成績が向上しやすくなります。
成功体験を積ませることで他教科によい影響も
1教科だけ集中して取り組むことで、まずは成功体験を積ませてあげましょう。
総じて成績が芳しくないお子さんの場合は、テストで成功した経験が極端に乏しいケースが多いです。場合によっては、今までの人生で一度も成功体験と言えるような経験をしていないお子さんもいます。
成績が上がると、その教科を好きになったり、楽しくなることも多いですし、成功体験を積むことで「やればできるんだ」と本人の自信につながります。そして他の教科にも希望が持てるようになり、今まで以上にがんばれるようになります。
結果、他教科も成績が伸びやすく、好循環を作りやすいのです。
全体的にまんべんなく学習した上で結果を出そうとすると、それだけ大きな労力が必要になりますが、1教科だけを徹底的に集中して取り組めば、労力も小さくて済みますし、結果も出やすいです。
まとめ
「どこから手をつけたらいいのかわかりません。」
ということでしたら、同時に複数教科を少しずつ上げていこうと考えるのではなくて、まずは1教科だけに集中してその教科を一気に伸ばすことを考えましょう。そして、その後に、2教科目、3教科目と1教科ずつ取り組みながら教科数を増やしていきましょう。これが基本的な考え方です。
まずは1教科、得意教科と言える教科を作りましょう。得意教科と言える1教科があるだけで、お子さんの自信や勉強への意欲向上につながり、好循環がはじまります。
LFLのプロ家庭教師がお子さんの得意教科づくりのお手伝いをさせていただきます。お気軽にご相談いただけたらと思います。