色々な教材に手を出し過ぎると失敗する
意欲のあるお子さんほど、
「この問題集をやろう!」
「あのプリントをやらなきゃ!」
「この復習もしなくちゃ!」
と、いろいろな問題集や教材に手を出しますが、手を出しすぎることによって、気持ちばかり焦って目先の勉強に専念できなくなってしまうことがあります。
そこで、このコラムでは、気合と根性で無理やりがんばろうとするお子さんにワンポイントアドバイスをしたいと思います。
何をやめて、何をやるのか?
1日は24時間。みな平等です。
限られた時間のなかで、成果を出すためには、
- 何をやるのか
- 何をやらないのか
を意識的に判断することが求められます。
この考え方は、特に受験対策に有効です。
もし、今、あなたのお子さんが精一杯取り組んでいる状態なら、新しいことをやると、何かが出来なくなるのは目に見えています。だからこそ、新しい何かをやるのならこれまでの何かをやめる必要があります。
これは真面目なお子さんにとっては大変に勇気の入る決断かもしれませんが、
「新しくBをやるからには、今までのAをやめよう!」
と決めることが大事です。
あれもやる、これもやる・・・というのは気持ちの面では素晴らしいとは思うのですが、実際問題としては現状でキャパシティオーバーですから、そんなにたくさんのことをする余裕はないでしょう。
今まで以上に目標に近づけるかどうかよく考えておくこと
ただし、
「AをやめてBを新しくやることにしたときに、本当にこれで今まで以上に目標に近づけるのか?」
をあらかじめ入念に考えておくことも求められます。
そうしなければ、また不安な気持ちになって、やめたはずのAにまた手を出してしまうかもしれません。また不安な気持ちになって、新しくはじめたBも中途半端なままで、新しくCに手を出してしまうかもしれません。
よくこのような状態に陥っているお子さんがいます。このようなお子さんは、親御さん目線で見ると、努力しているわりには結果が出ていない、という状況に見えたり、やたらと新しい教材ばかりを購入している、という状況に見えます。
あなたのお子さんは、このような状況に陥っていないでしょうか。この状態は受験を失敗する典型的なケースです。
中途半端な気持ちでの決断ではうまくいかない
自分の身体は1つです。時間は1日24時間です。
精いっぱいやり込んでいる状況の中では、
「新しい何かをやるためには、既存の何かをやめる必要がある」
という考え方をすることが大事です。これは限られた時間の中で最大限の成果を出せるようにするための大事な考え方のひとつです。
とはいうものの、お子さんひとりでやる・やめるを決めることはとても難しいと思います。実際のところはやってみてはじめてわかることも多いからです。また中途半端な気持ちのままでの決断では、常に不安が付きまとってしまい、うまくいくこともうまくいかなくなってしまう可能性もあります。
そこで、LFLの家庭教師では、お子さんが何をやめて何をやることで今まで以上に目標に近づきやすいのかを第3者のプロの視点からアドバイスしています。
やめることを決め、新しくやることを決めるのは非常に大きな決断です。
その大きな決断をサポートすべく、お子さんの状況をもっとも熟知するプロフェッショナルが逐一アドバイスしています。お気軽にご相談いただけたらと思います。