古文の学習には「音読」がおすすめ
古文って、苦手なお子さんがとても多いんです。
古文は、赤点を取るお子さんが少なくない科目です。
得点が一ケタ、なんてことも稀ではありません。
そんな古文が苦手な高校生のお子さん、あるいは、古文を学びたての中学生のお子さんに第一にオススメしたい古文の学習が「音読」です。
この「音読」という学習はずいぶん前から行われていたようですね。
保護者の方々でも、「私も平家物語の最初のところを覚えたわ」などという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「音読」をおすすめする3つの理由
この「音読」という学習が効果的である理由を3点ご紹介します。
①古文のリズムに慣れることができる
同じ理由で英語の音読も、英語特有のリズムに慣れるために有効です。
リズムに慣れると、「勘」が働きやすくなります。
「こういう言い方よくするな」
「こういう言い方はないな」
そういった判断がつくようになると、文章を読み、問題を解くスピードが圧倒的に速くなります。
②文節の句切れを把握できているか確認する手立てになる
古文は現代文より平仮名が多いため、どこで単語が区切れるのかわからないということがよくあります。
きちんと区切れていないと音読することは困難ですから、音読できていないところは単語の句切れがわかっていない、したがって意味を理解できていない、ということになります。
(ただし音読できているからといって、意味を理解できているとは限りません)
③現代語との共通点に気付き、現代語から類推して意味を理解しやすくなる
大学入試に必要な古文単語は約500語といわれています。
それに比べて、英単語の場合、高校入試で1000語、大学入試で6000語程度必要だと言われますから、その差は歴然です。
なぜ必要な単語数が少ないのか。
古文にでてくる単語数が少ないから、というわけではありません。
現代語と共通する単語が多いので、古文単語として覚えなくてはならない単語数が少なくて済むのです。
「でもそのわりには、読んでいても現代語と同じ単語が多いように思えないけど?」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その最大の理由は、仮名遣いの変化が起こったために、見た目が同じ単語である…という事がわかりにくいケースが多いためです。
たとえば、「いふ」という文字列をぱっと見ただけで「言う」という意味だと理解するには、訓練が必要です。
しかし、音にしてみることで、現代語と同じだと簡単に気付けるのです。現代語と同じだと気付けば、意味も類推できるものがぐっと増えます。
まとめ
ぜひお子さんに古文の音読をお勧めしてみてください。
きっと、古文に親しみがわくと思います。
また試験の点数も飛躍的に向上すると思いますよ。
LFLの家庭教師では、古文の音読を勧めています。
でもお子さん一人で難しいというご家庭もいらっしゃるかと思います。
そんなときにはぜひLFLの家庭教師にご相談ください。
先生と一緒に音読をしたら楽しさも2倍・3倍になると思いますよ。