進路についてのご相談も多いです
プロ家庭教師は、一番身近で話しやすい存在だからでしょうか。
お子さんから進路についての意見を聞かれることがよくあります。
確かに進路選択は子どもたちにとって、とても難しい選択のひとつです。
しかし、難しい選択とは言っても、
- どの中学に進学するのか?
- どの高校に進学するのか?
- 理系に進むのか?文系に進むのか?
- どの大学に進学するのか?(専門学校にいくのか?就職するのか?)
- 将来、どういった職業につくのか?
- どんな会社で働きたいのか?
など、節目・節目でお子さんは否応なしに進路選択するように迫られます。
そこで、このコラムは、進路選択をスームズに行うためのLFLの考えをご紹介したいと思います。
なりたい自分に近づけるかどうか
教科の得意・不得意で決めてよい?
現在の日本の教育制度上、ほとんどの学校において、高校1年生の秋時点で、文系・理系の選択を迫られています。
お子さんの中にはギリギリまでその選択に悩むこともあります。
また、あまり悩まずにすぐに進路を決めたお子さんであっても、その選択理由を尋ねてみると、
「数学が得意だから理系です!」
「数学が苦手だから文系です!」
といった教科の得意・不得意での判断によって行われることがよくあります。
しかし、思うのです。
そのときの教科の得意・不得意で大事な大事な進路を決定して本当によいのでしょうか。
進路選択は、その後のお子さんの人生へ多大な影響を与えます。
それによって、その先には現実的に不可能な進路があることを考えると、現時点における教科の得意・不得意といった要素のみでの判断は決してよくないと思うのです。
これからのもっと先の人生まで考えて
進路選択の判断基準は、
「その進路選択をすることにより、
将来希望する”なりたい自分”へ一歩でも近づけるかどうか」
ではないでしょうか。
つまり、仕事への興味をはじめ、将来の方向性、さらには人生全体を見通して、これから先どうしていきたいのかを選択基準とすべきであって、教科の得意・不得意だけで選択しないほうがよいのではないか、というのがLFLの考えです。
なぜ選べないのか?
子どもだから選べない?そう育てたから選べない?
ある親御さんはLFLのこういった考えに対し、次のように意見を述べました。
「そもそも高校1年生の時点で、やりたいことを決めて、進路を選択するなんてできるわけないですよ。」
この考え方も確かに一理あるでしょう。
「まだ子どもなんだから、自分で進路を決めることはできない。」
という、今現在の多くの子どもたちの現状に合わせた考え方です。
一方で、次のように考えることもできます。
「これまで周囲の大人が子どもに将来の進路を頻繁に考えさせてこなかったから、進路選択の場面で悩んでしまうことになるんだよね。」
この考え方も一理あるではないでしょうか。
「先生や親がそのように指導しているから、子どもたちが決めることができない。」
という指導する側の問題点に合わせた考え方です。
あなたはどちらの考えをお持ちですか。
将来を考えない原因は、育て方にある!?
「将来のことを全然考えてないんです。」
とお悩みの保護者の方からのご相談も多いのですが、LFLは、お子さんが、進路選択をすることができない、つまり将来のことを考えない、一番の問題は指導者側(先生や親)にあると考えています。
具体的には、
- お子さんに進路選択を考えさせる機会の少なさ
- お子さんへの進路選択をさせるにあたっての情報提供不足
によって、現在の問題が起きていると考えています。
そもそも子どもたちが自身が進路選択できないのではなくて、進路選択できないように子どもたちを育ててしまっていることが原因なのではないか、ということです。
ひとことで言うと、
「子どもたちはそうなるべくしてなっている」
と考えるほうが教育的観点からは妥当だと思うのです。
たとえば、プロスポーツ選手の中には、物心つく頃には強く将来の自分像をイメージし、実際にそのイメージ通りにプロ選手として活躍する方も多いです。それは親御さんをはじめ小さな頃からお子さんにそういう教育を施してきたからこそではないでしょうか。
今のお子さんの状態が、過去のそれまでのお子さんへの教育の結果です。
教育効果として目の前の子どもたちがいる、と考えるのが教育者としての当たり前の考え方ですから、子どもだから進路選択できないのではなく、進路選択できないような子どもに育ててしまった、と考えるほうが適切だと思うのです。
LFLはそう考えています。
何度も何度も繰り返し将来のことを考えさせる
何度も問いかけを。
ですので、私たちは、担当するお子さんらに頻繁に考えさせるきっかけを与えています。
具体的には、
「将来、どうなりたいの?」
「将来、どんなことをしたいの?」
「将来、どんな人になりたいの?」
といった問いかけを頻繁に繰り返しています。
これによってお子さんに将来に対する意識を高めてもらいたいわけです。
この問いかけへの答えは、すぐに答えがでるものではありません。またその場で即答で答えを求めたい問いでもありません。あくまでも考えさせる機会を増やすための問いです。
機会のある度に、上記の問いかけを繰り返し、将来像を持つためのきっかけを与え続けることは大事なことです。
常日頃から考えておく
そもそも、進路選択は、進路調査表を渡されてはじめて考えるものではないです。
それでは遅すぎます。
進路調査票の役割は、普段から考えてることを学校に提出するだけ、です。もっともっと前から考えておかなければなりません。
でないと、結局、自分の希望する進路がわからないままなのに無理やり進路を選択してしまうことになってしまいます。
早い段階から何度でも
LFLは、進路の選択を考えるきっかけは、早い段階から何度も行えば行うほどよいと考えています。
そうすることによってお子さんの意志はより固い意志となるはずです。
また目先の勉強へのモチベーション・やる気アップにもつながるでしょうし、継続して目標に向かって勉強し続けることもできるようになるでしょう。
そうすることによって、
「今度、進路を決めなきゃなんだけど、どうしよう…」
ではなく、
「いよいよ、希望の進路にいけるぞ!」
という意気込んだ状態にお子さんを持っていけるのではないでしょうか。
まとめ
LFLは、普段から何度もお子さんに進路選択を考えるように、そのきっかけを与え続けていきたいと思っています。
希望の進路がはっきりしてくれば、より明確な目的意識をもって勉強に取り組めるようになります。
あなたも、ぜひお子さんに将来を考えさせる問いかけをしてあげください。
「将来、どうなりたいの?」
「将来、どんなことをしたいの?」
「将来、どんな人になりたいの?」
など、将来を想起させることなら何でもよいです。
将来を考えることが進路選択の話に繋がっていきます。
それによって、将来に希望を持って進路選択できるお子さんがひとりまたひとりと増えていけば、明るい未来が、明るい日本が見えてきます。
LFLはそういったお手伝いもしていきたいと思っています。
「我が子には希望する進路に進んでほしい。」
「だけど、どうも将来についてちゃんと考えてなくて。」
とお悩みでしたら、ぜひLFLの家庭教師に、お任せいただけたらと思います。
教科指導をしながらお子さんに進路について考えるきっかけを与えていければと思います。